卵巣がんのステージと種類
私の卵巣がんについてですが、
2021年1月に卵巣癌(明細胞がんⅠC1期)の手術をしました。
(子宮全摘、両側付属器切除(両側の卵巣切除)、大網切除術(胃下部の脂肪組織切除)に加えて、骨盤内リンパ節、傍大動脈リンパ節の郭清)
さらに加えて抗がん剤治療(TC療法6クール)も。
卵巣癌(明細胞がん)の場合、早期がん(ステージⅠ)であっても手術と抗がん剤治療がセットになっているのです。これは結構大変です。
卵巣がんと分かってから知りました。
子宮内膜症によるチョコレート嚢腫
私の卵巣がんは、
子宮内膜症による卵巣嚢腫(チョコレート嚢腫)が癌化したものなのですが、
実は卵巣がんになる10年ほど前に内視鏡による卵巣嚢腫の部分切除手術を受けていました。
その当時は良性のチョコレート嚢腫はガイドライン上、卵巣全摘ではなく部分切除が推奨とのことだったので、ためらいなく部分切除してもらいました。
しかし部分切除したチョコレート嚢腫はその後も徐々に大きくなっていきます。
さらに1%ほどの割合で癌化のリスクがあるとも言われていました。
当時仕事上お付き合いのあった元基幹病院産婦人科部長の年配の先生が、
「年齢的に妊娠希望がないなら、全摘すれば癌の心配は一生いらなかったのに。」
とおっしゃっていたのが、ずっと頭に残っていて、今になって「そのとおりだった」と実感しています。
今回の卵巣癌の主治医もおっしゃっていましたが、臨床的には5%くらいの割合で癌化していると感じるそうです。
すでに子供にも恵まれ妊娠を希望しない女性ならチョコレート嚢腫の手術の際は卵巣全摘を選択するのもありだと思います。
チョコレート嚢腫の癌化
ちなみに、私の卵巣嚢腫⇒卵巣癌は半年~1年の間に変化したようです。
2019年11月のCT(腎臓がん切除後の経過観察)では顕著な変化なし(卵巣2cmほど)であったのが、1年後の2020年11月のCTで顕著な増大(右卵巣10cm)となり、婦人科受診を促されたというわけです。
もちろん、ずっとチョコレート嚢腫についてはかかりつけの婦人科を定期受診していましたが、変化もなく閉経も迎え「もう大丈夫」と言われていたこともあり、油断してコロナが落ち着いたらと定期受診を半年ほど見送っていました。
そしたらこんなことに。。。あちゃーって感じです。
卵巣がんの自覚症状
2020年11月の時点では、
自覚症状(今となって考えると)としては、腹囲増大と頻尿でした。
腹囲についてはただの中年太りだと考え、
頻尿についても老化現象だと思い込んでいました。
思い込みは危険です。
おかげさまで、現在は手術&抗がん剤の治療は無事終了し、あとは経過観察で再発しないのを祈るばかりです。
今回の卵巣癌では、腎臓癌の時よりも増して癌治療の大変さを経験しとても勉強になったと感じています。
またまた経験値が上がった~。
【参考】国立がん研究センターがん対策情報センター
コメント
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