うちのトイプードル(3歳、2.0kg)のあんちゃんは、ペットショップから迎え入れた時は500gほどの子犬でしたが、とても怖がりな性格のため環境変化のストレスでずっとブルブル震えていてフードを食べるどころではなかったのです。
先住犬とも分けて、専用ケージにフード(ドライタイプとウェットタイプの両方)とお水を置いておいてもほとんど食べませんでした。
蚊の鳴くような声が聞こえたと思ってケージを見ると、
パタリと横向きに倒れていました。
寝ているわけではなく、目は開いています。起き上がる力もないようです。
低血糖で倒れている!!と思い、
慌てて、コーヒー用のシロップを飲ませます。
すると、ペロペロと舐めはじめてくれ、動物病院へ直行。
こんなことが何度もありました。
低血糖状態が良くならず、動物病院に入院治療もしてもらいましたが、
点滴だけではなく、口から食べるドッグフードによる栄養摂取が必要であること。
また、体重が1.0kgを超えると低血糖のリスクは軽減すること。
などから、早くしっかりとドッグフードを食べさせる必要があるため、
動物病院を退院し、飼い主による強制給餌を始めました。
強制給餌は1日4-5回に分けて、特製フードとして下記の3種をペースト状に混ぜてシリンジで口の中に注入しました。
■ウェットフード
■ドライフード(超小粒)を粉状に砕きます。
■高栄養パウダー
シリンジは犬の口の横から入れて注入すると、嫌がらずにゴックンと上手く飲み込んでくれますよ。
病院から処方されたお薬(食欲増強剤)を飲ませる際には、
やぎミルクでできたボーロを3個ほど粉砕してご褒美として食べさせました。
(ミルクボーロ(粉砕)は好きなようで自ら食べてくれました)
強制給餌を続けることにより、体重はみるみるうちに増えていき、
動物病院の先生がおっしゃったように、体重1kgを超える頃からは、空腹感を感じるようになったようで、先住犬のドッグフードを欲しがるようになり、自ら食べてくれるようになりました。
フードを食べてくれない子犬の世話は、飼い主にとって大変ですが、子犬時代だけの思い出となりますので、低血糖にさせないよう注意してあげてくださいね。
強制給餌の際に使用していた、あると便利なグッズを下記に紹介します。