それは、キャリアウーマンとしてバリバリ働いていた頃。
エリート候補生としてそれ相当の部署で自他ともに認識していたと思います。
突然の腎臓がんの発覚。
医療関係の企業に勤めていた私は、
何も隠さず職場の皆にオープンに開示しました。
おかげさまで早期発見であったため、
ロボット手術による部分切除で後は経過観察のみ。
わずか1ヶ月の休職の後、仕事に復帰。
そこから世界はガラリと変わりました。
今まで仲間として接していた職場の同僚や後輩、そして上司までもが、
「もう終わった人」というような扱い。
出世を目指す同僚や後輩からは、
嫌がらせのメール「いつまでいるの?」「終了~」や聞こえるような陰口をたたかれ、
復帰後半年で転勤辞令。
いわゆる、干された、飛ばされたのです。
エリート候補生からの脱落。
早期退職候補生にされてしまいました。
その後は、社内で挨拶すれば、「え?まだ生きてるの?」みたいな反応。
癌の怖さ以上に世の中の人間の恐ろしさを実感しました。
しばらくは、悔しさと怖さで、悪夢にもうなされる毎日でした。
私より先に癌になった同僚が言っていたんですよね。
癌になると、周りの人の性格や人間性がはっきりと分かるようになるよ!と。
本当でした。
このことがきっかけで、企業内キャリアコンサルタントになろう!という気持ちになり、専門学校へ通い、そして、今、
別の会社ではありますが、企業内キャリアアドバイザーの仕事をしています。
過去の私のような社員を作らない!!が信念です笑
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